「月の霊処」






ひとは、霊が留まる処と読む。
こいは、魂乞いと読む。
霊とは魂なり。





我が、魂乞いをする霊処よ。
その記憶にとどめおけ。
我らはたとえお前の霊を手に入れようとも、
貪欲にそれ乞い続けると。
何度お前の器が変わろうとも、
何度もそれを乞い続けると。


我らは月の霊の留まる処。
その思いは連綿と永久に続く。
忘却などない。
ただ連綿と。







その記憶にとどめおけ。
我がこの切ないまでの、
魂乞いを。