「両親?とっくの昔に死んじゃったわ。母は物心つく前。父は三年前に」
そう彼女が言うので、俺は彼女の故郷へ行く事にした。
電車に乗って、俺は彼女の両親に挨拶をしに行く事にした。
墓の下で眠る彼女の母と父という人たちに。
俺は貯金していた金握り締めて、一旦家に帰った彼女と待ち合わせをして、電車に乗った。
やっと目的地に着いたのは真夜中で、俺達はホテルに泊まる事にした。
部屋?
別々だよもちろん。
俺のような健康な男子高校生がこんな女神前にして我慢できるわけないだろが。
あれから十六時間、悶々としながらも就寝。